2005年7月1日に発効となった競技規則2005に関し連絡します。2005年2月26日、ウェールズにて行われた会議にて、国際サッカー評議会(IFAB)は第11条−オフサイドに関連した2つの決定を下しました。
これら2つの決定は、第11条−オフサイドの文章や表現を変更するものではなく、むしろ競技や攻撃的プレーに有益となるよう文章を明確にしたものです。
しかしながら、これらの決定の適用に際し、初期のフィールド上で起こったことでは、ある特定の状況の説明を必要としました。そのため、FIFA副会長であり審判委員長のAngel Maria Villar Llona氏を議長としたIFABのワーキンググループの会議が2005年8月11日、チューリッヒにて行われました。第11条の文章及び表現、その決定1と2、またその精神も変更されませんでした。しかしながら、ワーキンググループは“第11条、IFABの決定2の適用に関する勧告”として以下の文章に関して同意しました:
という、2つ条件を確認した時点で旗を上げることになる。副審は常に“Wait and See”に心がけ、この条件下においてオンサイドポジションにいる競技者がプレーできる機会があるかないかを速やかに、かつ的確に判定することが必要となる。
なお、FIFAからの通達では“・・・主審が判断したら・・・”と表現されており、副審の判断については述べられていない。これは、最終的な判定は主審によって下されるためであるが、オフサイドについては、当然のことながら副審が「オフサイドポジションか否か」および「プレーまたは相手競技者に干渉したか、等」について判断し、主審の判定の前に副審がオフサイドであるか否かを判定する(旗を上げる)ことになる。